帯状疱疹予防接種費用助成のお知らせ
高齢化などの理由により帯状疱疹の発症者は年々増加傾向にあります。また、コロナ禍による心身のストレスから免疫力が低下して帯状疱疹を発症する人が増加していることから、令和5年10月から帯状疱疹予防接種費用の一部を助成します。
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1.帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。
50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症すると言われています。帯状疱疹から帯状疱疹後神経痛に移行した場合、慢性的な痛みが長く続く場合があります。
帯状疱疹の予防には、規則正しい生活習慣や適度な運動に加え、主に50歳以上を対象とした予防接種があります。この予防接種には『発症予防効果』と『重症化予防効果』があります。
2.助成対象者
接種日において太良町に住民登録がある50歳以上の方
※助成事業開始(令和5年10月2日)以降に、太良町役場健康増進課に申請したのち接種した方が対象です。
※これまでに自費で接種した方への償還払い(払い戻し)は実施しておりません。
3.助成額
接種費用の2分の1以内
※各医療機関で定める予防接種費用から、助成額を差し引いた金額を医療機関窓口でお支払いください。
※予防接種費用は、医療機関によって異なります。
4.助成回数
生涯に1度限り(不活化ワクチンは2回接種のため、2回まで)
5.助成方法
役場での事前申請
(1)健康増進課で費用助成の申請書を記入
本人確認できるものをご持参ください。
(例:健康保険証・運転免許証・マイナンバーカード等)
※申請日時点で、50歳に到達していない方は申請できません。
申請書は、下記よりダウンロード可能
・太良町帯状疱疹予防接種費用助成申請書 (PDFファイル; 112KB)
(2)町が発行した帯状疱疹予防接種予診票を受け取る
生ワクチン予防接種予診票1枚及び不活化ワクチン予防接種予診票2枚(合計3枚)をお渡しします。
医療機関に予約をする前に、希望するワクチンを選択してください。
《注意事項》
・不活化ワクチンを希望される場合は、2回目の接種が2か月後となります。
2枚目の予診票は、接種日まで保管をお願いします。
・2回目接種が2か月を超えた場合は6か月後までに接種してください。
6か月を超えた場合は、助成対象外となります。
・予診票を紛失された際は、健康増進課にご連絡ください。
(3)町内医療機関へ直接予約
助成事業による接種を受けるためには、『太良町が発行する専用の予診票』が必要です。
予約の際は、希望するワクチンを医療機関へお伝えください。
医療機関名 |
電話番号 |
予約 |
接種日(曜日) |
緒方医院 |
68-2220 |
平日10時~16時 |
月~土 ※土曜日は午前中 |
町立太良病院 |
67-0016 |
平日10時~16時 |
木 ※13時半~14時 |
(4)接種当日は予診票を持参し、接種
接種を希望するワクチン(生ワクチンもしくは不活化ワクチンのどちらか)の予診票を、接種日当日にご持参ください。
6.接種場所
町内の医療機関(予約制)
※詳細は、上記「5.助成方法の(3)町内医療機関へ直接予約」に記載。
助成事業による接種を受けるためには、『太良町が発行する専用の予診票』が必要です。
7.助成対象のワクチン
(1)生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン/ビケン)もしくは、
(2)不活化ワクチン(乾燥組換帯状疱疹ワクチン/シングリックス)
効果や持続性、副反応等をご理解した上で、使用するワクチンを事前に選択して町内医療機関に予約してください。
ワクチンの 種類 (商品名) |
生ワクチン(ビケン) |
不活化ワクチン(シングリックス) |
接種方法 |
皮下注射 |
筋肉内注射 |
接種回数 |
1回 |
2か月間隔で2回 |
接種費用 |
約6,000円~8,000円 |
約20,000~30,000円/回 |
発症予防効果 |
約50% |
約90%以上 |
持続性 |
約5年間 |
9.6年まで確認 (15年目まで確認予定) |
副反応 |
副反応発現割合(50.6%) 内訳 発赤(44.0%)、そう痒感(27.4%)、熱感(18.5%)、腫脹(17.0%)、 疼痛(14.7%)、硬結(13.5%)、 発疹・倦怠感(1~5%未満)、 紅斑・そう痒・関節痛・筋骨格痛・動悸・疼痛(1%未満)、 小脳性運動失調(頻度不明)など 〈添付文書2022年1月改訂版より〉 |
注射部位の副反応発現割合(81.5%) 全身性の副反応発現割合(58.2%) 内訳 疼痛(79.1%)、発赤(37.4%)、 筋肉痛(36.9%)、疲労(34.6%)、 頭痛(28.3%)、腫脹(24.2%)、 悪寒(21.4%)、発熱(16.7%)、 そう痒感・倦怠感(1~10%未満)など 〈添付文書2023年6月改訂版より〉 |
注意点 |
・免疫機能に異常のある疾患をお持ちの方や免疫抑制剤内服中の方は接種できません。 |
・2回接種が必要です。標準的な接種間隔は、1回目の接種から2か月後です。2か月を超えた場合は、6か月後までに接種を受けてください。6か月を超えての接種は、助成対象外となります。 |
・乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス筋注用」添付文書
8.予防接種による健康被害救済制度について
帯状疱疹予防接種は任意接種であるため、万一、被接種者に健康被害が生じた場合、予防接種法による健康被害救済制度の対象にはなりませんが、「医薬品副作用被害救済制度」による救済の対象になることがあります。
申請窓口は、医薬品医療機器総合機構(厚生労働省所管の独立行政法人)です。
・医薬品副作用被害救済制度について(医薬品医療機器総合機構:外部リンク)