役の行者座像(えんのぎょうじゃざぞう)
更新日:2015年3月20日
町指定重要文化財
多良岳山中にまつられている太良嶽神社の石の鳥居の傍らに鎮座しています。役の行者は修験道の開祖として崇められており、この石像は当時多良岳が修験道の霊地として信仰されていたことを物語っています。役の行者は奈良時代の頃、一本歯の下駄を履いて全国の山々を巡り歩いて庶民を救済した修験者であり、人々は今も役の行者の脚力にあやかろうと腰痛、関節炎、神経痛等の平癒祈願をし、治癒のお礼に一本歯の下駄をお供えしています。この石像は、正徳2年(1712年)江戸中期の名石仏師、砥川谷の平川与四右衛門の作とされ、肥前石造文化の最盛期をしのぶことができる名作です。
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