童子舞(どうじまい)
更新日:2015年3月20日
県指定重要無形文化財
童子舞いは男児2名によって演じられます。衣装は、麻織り柿色で背と両袖裏に鶴紋を染めぬいたものを上衣とし、麻織り紺の裁付袴(たつつけばかま)を白足袋に結付(ゆわえつけ)草履をはきます。
舞いの種類は、フレイ、天狗拍子、ヒザツキ、ビシャラモンポ、翁面、青蓮華赤蓮華(しょうれんげしゃくれんげ)、五大忿怒王(ごだいふんぬおう)の7つがあります。
この舞いの中で童子は、介添えの「両副」によって抱き上げられて堂から下り、舞が終わればまた抱き上げられて堂内に戻ります。地に足を着かせない行為は、堂内は霊界であり童子は聖なる霊体として扱われていることを示し、その聖なる霊体の出現を演出しているものと考えられています。
また、童子舞には陰陽道の秘技の遺風である四股踏み、足踏み、膝つきなど随所に古呪禁の法を表現するような動作が見られます。これは、この舞が非常に古い祭りの形式を今に残していることを示しています。
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