太良町歴史民俗資料館
施設概要
太良町歴史民俗資料館は、町内の歴史・民俗芸能にかかる資料の保存・活用を通して、地域の文化振興と郷土愛の醸成を図ることを目的に、昭和57年(1982年)2月に設立されました。
入場料は無料で、どなたでも入館できますので、気軽においでください。
展示資料について
■ 第1展示室 考古・歴史資料 (資料館1階)
縄文時代の石器とみられる磨製石器や黒曜石の石鏃、弥生時代から鎌倉時代のものと考えられる土師器や須恵器の破片など、町内各地で発見された考古資料を展示しています。
また、町内集落に引き継がれてきた伝承芸能に関する資料も展示しており、実際に町内各地の「お祭り」や「くんち」の浮立やお祭りで使用されていたお面や楽器などを展示しています。
目を引く資料は、昭和39年に大字多良字峰付近の畑で発見された土師器壺甕棺です。ほぼ完形で発見され、町内から出土した土器では最大のものになります。昭和51年2月に太良町指定重要文化財に指定されています。
■ 第2展示室 漁撈資料 (資料館2階)
有明海で行われてきた漁撈に関する資料を展示しています。干満の差が大きい有明海であって、干潟環境が形成されている伊福・多良地区と、潮流の速さや地形の影響から干潟が形成されにくい大浦地区の漁具の違いに注目していただければと思います。また、平成24年から休漁がつづくタイラギ漁に使用されていた潜水具も展示しており、この町固有の展示品の一つとなっています。
■ 第3展示室 衣・食・住資料 (資料館2階)
明治から昭和初期頃まで使用されてきた、甕や水汲桶といった生活道具や、手廻ミシンや裁ち台といった裁縫用具などを展示しています。
■ 第5展示室 農林業資料 (資料館奥 別棟1階)
ここでは、昭和40年代まで使用されてきた農業および林業用の機器といった資料を展示しています。
農業関係では、実際に米作りや養蚕などで使用されていた農耕機具などがあります。また、林業関係では、多良岳山系の造林木の伐採に使われていた大型の鋸などがあります。
施設の基本情報
施 設 名 |
太良町歴史民俗資料館 |
住 所 |
〒849-1602 佐賀県藤津郡太良町大字多良1番地11 |
電話番号 |
0954-67-2139(直通) |
開館時間 | 午前9時00分 ~ 午後4時00分 |
休 館 日 |
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