きんしゃい 踊んしゃい
故郷を離れて30年になりますが、遠く離れていても日暮れ時に思い浮かぶのは太良の町のことです。あの家、あの声、あの顔、多良岳の新緑、有明海の深い青、次々と頭の中を駆け巡り、町を離れた年が重なるごとに思いは深まるばかりです。
そんな故郷への募る思いを詩に託してみました。この思いが皆さんの心に通じ、太良の町がどれ程自然に恵まれ、人に恵まれているか、実り豊かな大地と海をもっているかを、町外の人に関わらず町民の方々にも判っていただけたならと願っています。
この詩に曲が付き、はじめて拝聴させていただいた時はサンバの曲調が素晴しく、町全体に夢と希望が溢れ出していく、そんな感じがしました。都会に住むものにとって、ふるさと・太良は大きて暖かい、心安らぐ場所、思うだけで心満たされていきます。そんな故郷と同じようにこの歌が愛され、町のイメージソングとして町の活性化としてお役に立てればと思っています。
"きんしゃい 踊んしゃい"を作詞した野中勝利さん
歌詞
1.
山は多良岳 うぐいす鳴いて
若いふたりを 呼んでいる
紅いしゃくなげ ひのきの林
緑ゆたかな ゆたたりよ
みんなきんしゃい 踊んしゃい
太良はよかよか よかとこよ
2.
甘い香りの みかんの花が
丘を埋めて 白く咲く
笑顔輪になる 祭りの広場
揃いゆかたの ゆたたりよ
みんなきんしゃい 踊んしゃい
太良はよかよか よかとこよ
3.
海は有明 朝日が昇りゃ
まねく汐蟹よ ひかる波
港 竹崎 もどりの船は
今日も大漁の ゆたたりよ
みんなきんしゃい 踊んしゃい
太良はよかよか よかとこよ
4.
舞えよ うたえよ 浮立に狂言
昔ながらの 祀りごと
守り伝えた 祖先の息吹き
香る歴史の ゆたたりよ
みんなきんしゃい 踊んしゃい
太良はよかよか よかとこよ
5.
伸びるふるさと 未来への夢を
つなぐ大橋 波瀬の浦
秋はうれしい オレンジベルト
共に栄える ゆたたりよ
みんなきんしゃい 踊んしゃい
太良はよかよか よかとこよ
音声ファイル
サンプルとしてそれぞれ20秒のサウンドが入っています。
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- Audio IFF(Aif形式; 108KB)