ふるさとの匂い
太良町に嫁いできて最初に見た光景は、キラキラと美しく穏やかに輝く有明海の海の姿でした。そして、生活をはじめてみると土地の人々の笑顔と優しさが心に染みわたってきました。四季折々の表情を身近に感じさせてくれるこの町に感動し、自然に心から沸き上がるようにこの詩ができました。
海と山に囲まれ、自然と人間の調和を基本に考える穏やかで美しいこの土地を幼い頃と同じように愛してほしい、便利さや憧れから都会へ出ていくのではなく、太良の町の他には無い素晴しさに気付いて欲しい、そういう願いもこの歌には込められています。そんなわたしの思いを感じとっていただいたような曲がついて、最初に聞いたときはあまりにもイメージにピッタリなので体中がジーンとしびれ、しばらくの間動くことができませんでした。この詩を書くことにより改めて太良町を再発見し、周りの方々から励ましやお祝いの言葉を頂くたびに、土地の人々の優しさを感じます。
"ふるさとの匂い"を作詞した森川有美子さん
歌詞
1.
ここに来れば思い出す
遠い日の 幼い友のあの笑顔
潮の引いた 広いこの海で
魚を追いかけ 貝を集めたよ
潮風が やさしくうたってる
忘れないで ふるさとの匂い
おぼえていて 月と地球の
不思議なちからが 見えるまち
2.
ここに来れば思い出す
初恋のあの人の目の輝きを
白い花の 香るこの丘で
会うたびに夢を 語り合ったよ
鳥たちが やさしくうたってる
忘れないで ふるさとの匂い
おぼえていて まるいみかんの
暖かな色に 染まるまち
音声ファイル
下記より、「ふるさとの匂い」をフルサイズでお聞きいただけます。
- ふるさとの匂い (; 3582KB)