生活支援体制整備事業について
1、事業の目的
太良町では、本事業を平成28年度より町社会福祉協議会へ委託し実施しています。
高齢者が住み慣れた地域で、安心した生活を続けられるように地域づくりを行うこと。
介護予防活動に取り組むことにより、健康で自立した高齢者を増やすことを目的としています。
2、なぜこの事業を行うのか
太良町は県内でも高齢化率が高い町です。今後、高齢者世帯や独居高齢者などが増加すると考えられています。
若い世代が少なくなることで、高齢者を支える人も少なくなってきています。町民の生活が多様化することにより、
高齢者の方の生活課題も多くなることが予測されます。この事業を行うことで、町民が太良町の現状と未来をふまえた地域の課題を知ることができます。そして、町民が課題解決に向け考えることで地域の支え合いが促進され、住み慣れた太良町で安心して暮らし続けることができると考えています。太良町の専門職と住民、関係機関が地域の課題解決に向け支え合いながら事業を行います。
3、生活支援コーディネーター
日常生活の困りごとなどの地域課題や実情を把握し、住民・専門職・ボランティア団体などを交えて課題解決するためにコーディネートをする人のことです。町内に3名配置をしています。
4、協議体について
町民と専門職が地域の課題に向き合い解決に向けて毎月話合いをする場のことです。
5、事業報告
令和4年度
健康的で自立した高齢者を増やし住み慣れた地域で生活ができるよう、地域課題に対し地域住民と専門職、関係機関が一緒になって向き合い地域住民が主体的に参加・解決できる体制づくりを行いました。
具体的には以下の取り組みや活動等を行いました。
○シルバー人材センター内に新たなメニューの追加
○相談支援活動を担うボランティアチームの誕生
○しおさい館を利用されている町民さんを対象とした有償ボランティア活動の試行
○地域包括ケアシステム構築に向けた話し合い
○町内専門職が行っている個別相談支援ケースについて地域課題の抽出
などを行いました。
令和5年度
健康的で自立した高齢者を増やし住み慣れた地域で生活ができるよう、地域課題に対し地域住民と専門職、関係機関が一緒になって向き合い地域住民が主体的に参加・解決できる体制づくりを行いました。
具体的には以下の取り組みや活動等を行いました。
○住民さんが地域づくりについて考えることを目的とした啓発講座の開催
○地域住民さんと地域課題と資源について情報共有
○地域包括ケアシステム構築に向けた話し合い
○町内専門職が行っている個別相談支援ケースについて地域課題の抽出
〇行政区内で活動するボランティア組織の立ち上げ支援
などを行いました。
6、令和6年度の活動予定
令和5年度の活動について、事業を推進させるために地域の自立を促し、住民が地域の課題に対して向き合えるよう支援をします。また、住民・専門職・関係機関の連携を深めるために必要な話し合いの場を提供します。
具体的には以下の取り組みを行います。
〇町民向けアンケートの分析を進める
〇解決する地域課題の優先順位をつける
○協議体にて地域課題解決に向けた話し合い
○地域資源を活用し、元気な高齢者を増やす
○住民が主体的に活動できるような環境設定
○町民の困りごと(ニーズなど)の把握
○地域で支え合う体制づくり
〇住民さんが地域づくりについて考えることを目的とした啓発講座の開催
などの活動を予定しています。
地域のここがよくなったら安心した生活を送ることができる!と地域に対するお気づきの点がありましたら
ぜひご連絡ください。
一緒に解決方法を考えさせていただきます。