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人権相談について

更新日:2022年11月14日

 人権啓発センターさが総合相談窓口の設置について

近年、いじめやインターネット上での誹謗中傷、ハラスメントなど問題となる人権の種類も多様化・複雑化しています。

そこで佐賀県では、人権について分かりやすく正確に情報発信をし、気軽に相談できる窓口として「人権啓発センターさが」を設置しました。

 

専門の相談員が関係機関と連携し、解決につなげます。また、学校や事業所等の研修の企画から講師派遣まで啓発支援にも取り組みます。まずは気軽にご相談ください。

 

受付時間:9時00分~17時00分※土日祝日・年末年始(12/29~1/3)は休み
ところ :県庁旧館1階人権・同和対策課内人権啓発センターさが
電話番号:0952-25-7229(直通)
FAX番号:0952-25-7332
メール :jinken-douwataisaku@pref.saga.lg.jp


 

 人権週間について

 

◆毎年12月4日から10日は「人権週間」です。
 これは、1948年(昭和23年)12月10日に国際連合で「世界人権宣言」が採択されたことにちなみ、わが国において、法務省と全国人権擁護委員連合会が、同宣言が採択されたことを記念して、1949年(昭和24年)から毎年12月10日を最終日とする1週間(12月4日から同月10日まで)を、「人権週間」と定めたことによります。
 この期間中は、全国各地においてシンポジウム、講演会や、街頭での啓発活動など、人権尊重の考え方を社会に広げていくための行事や活動が行われます。

 

◆啓発活動重点目標 ~人権啓発キャッチコピー~ について

 法務省および全国人権擁護委員連合会は、本年度の啓発活動重点目標を公募によって標記のとおり定めました。

 

◆啓発活動重点目標 ~人権啓発キャッチコピー~

 「誰か」のこと じゃない。

 

◆啓発活動強調事項

 (1) 女性の人権を守ろう
 家庭や職場における男女差別、性犯罪等の女性に対する暴力、配偶者・パートナーからの暴力、職場におけるセクシュアル・ハラスメントや妊娠・出産等を理由とする不利益扱い(マタニティ・ハラスメント)などの人権問題が発生しています。女性と男性が相互の立場を尊重して協力し合えるよう、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

 

(2) 子どもの人権を守ろう
 いじめや体罰、それらに起因する自殺、児童虐待、児童買春や児童ポルノなどの性的搾取といった人権問題が発生しています。子どもが一人の人間として、また権利の主体として最大限に尊重されるよう、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

 

(3) 高齢者の人権を守ろう
 高齢者に対する就職差別、介護施設や家庭等における身体的・心理的虐待、高齢者の家族等による無断の財産処分(経済的虐待)などの人権問題が発生しています。高齢者が生き生きと暮らせる社会にするため、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

 

(4) 障害を理由とする偏見や差別をなくそう
 障害のある人が就職差別や職場における差別待遇を受けたり、車椅子での乗車、アパート・マンションへの入居及び店舗でのサービス等を拒否されたりするなどの人権問題が発生しています。

 障害の有無にかかわらず、誰もがお互いの人権を尊重し合う「心のバリアフリー」を推進することによって、多様な主体が互いに連携し、支え合う共生社会を実現するため、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」の趣旨を踏まえ、この問題についての関心と理解を深め、偏見や差別を解消していくことが必要です。

 

(5) 同和問題(部落差別)を解消しよう
 同和問題(部落差別)については、インターネット上の差別書き込み、結婚・交際、職場における差別、差別発言、差別落書き等の人権問題が依然として存在しています。「部落差別の解消の推進に関する法律」の趣旨及び同法第6条に基づく調査の結果を踏まえながら、啓発によって新たな差別を生むことがないように留意しつつ、それが真に問題の解決に資するものとなるよう、内容や手法等に配慮し、この問題についての理解を深めていくことが必要です。
 また、同和問題(部落差別)の解消を阻む大きな要因となっているものに、いわゆる「えせ同和行為」があり、この「えせ同和行為」を排除するための取組を行っていくことが必要です。

 

(6) アイヌの人々に対する偏見や差別をなくそう
 先住民族であるアイヌの人々の民族としての誇りが尊重される社会を実現するため、その歴史、文化、伝統及び現状に関する認識と理解を深め、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」の趣旨を踏まえ、偏見や差別を解消していくことが必要です。

 

(7) 外国人の人権を尊重しよう
 外国人であることを理由とする不当な就職上の取扱い、アパートやマンションへの入居拒否などの人権問題が発生しています。また、特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動がヘイトスピーチであるとして社会的な関心を集める中、「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」の趣旨を踏まえ、兵とスピーチを解消していくことが必要です。
 多様な主体が互いに連携し、支え合う共生社会を実現するため、文化等の多様性を認め、言語、宗教、生活習慣等の違いを正しく理解し、これらを尊重することが重要であるとの認識を深めていくことが必要です。


(8) HIV感染者等に対する偏見や差別をなくそう
 エイズ、肝炎、新型コロナウイルス感染症等に対する知識や理解の不足から、日常生活、職場、医療現場など社会生活の様々な場面で差別やプライバシー侵害などの人権問題が発生しています。感染症についての正しい知識を持ち、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。


(9) ハンセン病患者・元患者・その家族に対する偏見や差別をなくそう
 「ハンセン病家族国家賠償請求訴訟の判決受入れに当たっての内閣総理大臣談話」にもあるとおり、ハンセン病対策については、かつて採られた施設入所政策の下で、患者・元患者のみならず、その家族に対して、社会において極めて厳しい偏見、差別が存在していたことは厳然たる事実です。
 ハンセン病患者・元患者やその家族がおかれていた境遇を踏まえ、ハンセン病についての正しい知識を持ち、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

 

(10) 刑を終えて出所した人に対する偏見や差別をなくそう
 刑を終えて出所した人やその家族に対する根強い偏見によって、就職差別や住居の確保が困難であることなどの人権問題が発生しています。刑を終えて出所した人が更生するためには、本人の強い更生意欲と共に、周囲の人々の理解と協力により円滑な社会復帰を実現することが重要であり、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

 

(11) 犯罪被害者とその家族の人権に配慮しよう
 犯罪被害者とその家族が、興味本位のうわさや心ない中傷などによって名誉を傷つけられたり、私生活の平穏が脅かされたりするなどの人権問題が発生しています。犯罪被害者とその家族の立場を考え、この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

 

(12) インターネット上の人権侵害をなくそう
 インターネット上で、他人を誹謗中傷したり、個人の名誉やプライバシーを侵害したり、あるいは偏見や差別を助長するような情報を発信したりするといった悪質な事案が急増しています。このような情報の発信は、同様の書き込みを次々と誘発し、取り返しのつかない重大な人権侵害にもつながるものであって、決してあってはなりません。

 個人の名誉やプライバシー、インターネットを利用する際のルールやマナーに関する正しい理解を深めていくことが必要です。

 

(13) 北朝鮮当局による人権侵害問題に対する認識を深めよう
 「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」により、我が国の喫緊の国民的課題である拉致問題の解決を始めとする北朝鮮当局による人権侵害問題への対処が、国際社会を挙げて取り組むべき課題とされています。この問題についての関心と認識を深めていくことが必要です。

 

(14) ホームレスに対する偏見や差別をなくそう
 ホームレスの自立を図るための様々な取組が行われている一方、ホームレスに対する嫌がらせや暴行事件等の人権問題も発生しています。この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

 

(15) 性的指向及び性自認を理由とする偏見や差別をなくそう
 同性愛や両性愛といった性的指向に関する偏見や差別によって、職場を追われたりするなどの人権問題が発生しています。また、性自認に関する偏見から、身体の性と心の性が一致していない人が、周囲の心ない好奇の目にさらされたり、職場などで不適切な扱いを受けたりするなどの人権問題も指摘されています。この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

 

(16)人身取引をなくそう
 人身取引(性的サービスや労働の強要等)は、重大な犯罪であるとともに、基本的人権を侵害する深刻な問題です。この問題についての関心と理解を深めていくことが必要です。

 

(17) 震災等の災害に起因する偏見や差別をなくそう
 震災等の大きな災害の発生時における、不確かな情報に基づいて他人を不当に取り扱ったり、偏見や差別を助長するような情報を発信するなどの行動は、重大な人権侵害になり得るだけではなく、避難や復興の妨げにもなりかねません。

 正しい情報と冷静な判断に基づき、一人一人が思いやりの心を持った行動をとれるよう呼びかけていくことが必要です。


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